【特集】夏競馬も佳境!新潟競馬場&小倉競馬場を完全攻略

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【特集】夏競馬佳境!新潟競馬場&小倉競馬場攻略

今週から開催が変わり、いよいよ夏競馬も本格化、熱い夏の戦いが佳境に入る。今週から関東は福島競馬場から新潟競馬場へ、関西は中京競馬場から小倉競馬場に移る。今週から9月1日まで、6週間に渡って競馬が行われるので、新潟競馬場と小倉競馬場の特徴を予習し、夏競馬を思う存分楽しもう。

2001年に大掛かりなコース改造工事が竣工した新潟競馬場。国内初の直線競馬コースを新設、日本最大のスケールを誇る外回りコースと、多彩なコースの競馬場に生まれ変わった。外回りコースの1週は2223mと日本最長、直線も658.7mと東京競馬場より130mほど長い。最後の直線が長く、直線がほぼ平坦ということもあり、スタミナ勝負の馬では厳しく、しっかりと決めて(末脚)を持った馬でないと勝ち切れない。また直線がフラットなだけに、時計も他の競馬場より早くなる傾向があるので注意が必要だ。

やはり注目は新潟の名物となっている直線1000mの芝コース。4コーナー奥のポケット地点からスタートを切った後、コーナーを一度も回らず真っすぐゴールを目指す。普段のレースで内ラチ沿いを走るが、直線1000mのレースでは逆に芝の綺麗な外ラチ沿いに馬が集まり、観客の前を馬が入り抜ける。
開幕週となる今週は、直線1000mで唯一の重賞競走アイビスサマーダッシュが行われる。夏のスピード自慢を決める一戦、今年はどんな新星が現れるのか。

西の競馬は中京競馬から九州の小倉競馬場に舞台を移し行われる。新潟競馬場とは真逆の小倉競馬場、1周が1615mと福島競馬場に次ぐ小ささで、直線は293mあるが、坂はなく平坦なコース。

小倉競馬場の最大の特徴は2コーナーに小高い丘が設けられており、勝負所の3~4コーナーにはスピードを落とさずに回れるスパイラルカーブが導入されている。簡単に言ってしまうと、2コーナーからスタートする芝1200mのレースは、向こう正面からスタートする芝1000mのレースは、スタートが高い位置にあるためゴールまで坂を上ることは一度もなく、緩やかな下り坂と平坦な直線コースを走ってゴールする為、小倉の短距離戦はスピードの無い馬は太刀打ちできない傾向がある。1999年にアグネスワールドが小倉競馬場で記録したJRAレコード1分06秒5は、いまだに破られていない。

開幕週の今週、小倉競馬場で重賞競走は行われないが、8月18日の北九州記念や9月1日の小倉2歳ステークスは芝1200mで行われるので、コース形態をしっかり把握し馬券に繋げて頂きたい。

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