【特別コラム】キャッシュレスで馬券が買える!? 競馬のデジタル化の歴史

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ここ20年で急速に押し寄せてきたのがデジタル化の波、パソコンが一家に1台あるのは当たり前、スマホの急速な普及も手伝って、デジタル化の波はここ数年で一気に浸透し、私たちの生活を大きく変えていった。

20年前は窓口のオバチャンから、単勝・複勝・枠連だけ

馬券の買い方もデジタル化と共に大きく変わっていった。20年ぐらい前はお金を右手に握り締め、窓口のおばちゃんに「1-2を100円、1-5を200円」と一つ一つ買い目をいって馬券を買っていた。当時は馬券の種類も少なく、単勝、複勝、枠連の3種類しかなかった。

マークシート主流時代へ

そんな時代からまず馬券の種類が増え、まずは馬連が誕生し、馬単、三連複、三連単、ワイド、今では4億円の払戻しが期待できるWIN5も人気がある。
馬券の種類が増える事で馬券の買い方も多種多様に変化、1頭軸、2頭軸、フォーメーションなど、複雑になったことで窓口だと買い間違え等が発生する可能性が高くなり、マークシートが現れた。競馬場やウインズでは、今はマークシートで馬券を買うのが主流であり、トラブルが発生しやすい口頭の窓口は姿を消していった。

電話投票時代から、クレカやネットで購入可能に!

同じく馬券を買う電話投票もデジタル化と共に進化をしていった。当時の電話投票のウリは、開催している競馬場の全レースが買えることだった。今では当たり前のことだか、当時の競馬場では開催競馬場のレースは全部買えたが、違う競馬場のレースは特別レースやメインレースしか買うことができなかった。コアな競馬好きや競馬ファンは電話投票を使っていたが、当時は電話投票も募集枠があり誰でも簡単に登録すれば使えるというものではなく、限られた抽選をクリアした人達が使えるレアなアイテムだった。この電話投票も大きく進化、昔は指定口座に金曜日までにお金を入れておかなければ、土日の競馬で使えなかった。しかし今ではその日に登録してすぐ使えるサービスや、クレジットで馬券が買えるなど、どこまで進化するのかわからない。

キャッシュレスで馬券が買える!?UMACA誕生

そして昨年からUMACAなるものが誕生し、ジワジワと普及しはじめている。これは競馬場にいならがキャッシュレスで馬券が買えるというもの。イメージとしてはUMACAにお金をチャージしておき、そのチャージした資金で馬券を買うというもので、詳しく知りたい方はJRAのホームページを参照(http://www.jra.go.jp/special/2018umaca/index.html)して貰いたい。
今までは競馬場にいると馬券は全て買えるのだが、4億円の払戻しが期待できるWIN5は電話投票でしか買えず、電話投票を持っていない人が競馬場でWIN5を買うにはいろいろと手続きが必要だった。しかしUMACAを使えばWIN5も簡単に買える。世の中のキャッシュレス化に呼応するように、競馬場でもキャッシュレス化の波が押し寄せている。

生活の中にもどんどんキャッシュレス化の波が押し寄せてきている。便利になる事は良い事だと思うがその反面、お金の価値観や大切さというものが、失われてしまうのではないかとう懸念もある。働いて給料を得ても買い物してお金を使っても、全て数字の増減になってしまう。高い買い物をしたら、その商品は大事に使ったりしたものだが…そんな気持ちも無くなってしまうのだろうか?
世の中が便利になるということは、逆に個人が今まで以上に賢くならなければいけないということ、時代の流れに取り残されないように、そしてお金の大切さ価値観を忘れないように、これからも競馬を楽しんでいきたい。

※「うまLINEウェブ」公式LINE@では注目レースの【買い目】を無料公開中!LINE@友だち追加するだけ

友だち追加

※「うまLINEウェブ」公式LINE@では毎週土日のの重賞レースの【買い目】無料配信中!LINE@友だち追加するだけ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加