【特別コラム】来週から桜花賞、皐月賞!そもそも「クラシック」って何だ?

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photo credit: Carine06 Parody via photopin (license)

来週からクラシック競走がスタートする。競馬をしていると良く耳にする言葉「クラシック」。「クラシックに向けてこのレースは負けられない」「クラシック競走の1つは勝ちたい」など、いろいろな場所で使われる言葉だが、起源や本来の意味など、読者はご存知だろうか。今回はこの機をお借りして、来週から始まるクラシック競走についてご説明させていただく。

語源は”British Classics”

クラシック(Classics)という言葉はもともとイギリスから取り入れたもので、イギリス競馬では、2000ギニー(3歳限定)、1000ギニー(3歳牝馬限定)、オークス(3歳牝馬限定)、ダービーステークス(3歳限定)、セントレジャーステークス(3歳限定)、5つの3歳馬限定の競走を“British Classics”と呼んだことに由来する。

これと同じように日本競馬でも、皐月賞(3歳限定)、日本ダービー(3歳限定)、菊花賞(3歳限定)、桜花賞(3歳牝馬限定)、オークス(3歳牝馬限定)、秋華賞(3歳牝馬限定)、3歳馬限定の6つの競走をクラシック競走(クラシックレース)と呼ぶようになった。

“三冠馬”とは

牡馬ならば皐月賞(3歳限定)、日本ダービー(3歳限定)、菊花賞(3歳限定)の3つの競走。牝馬ならば桜花賞(3歳牝馬限定)、オークス(3歳牝馬限定)、秋華賞(3歳牝馬限定)の3つの競走を制した馬を三冠馬と呼ぶ。

日本の競馬界で三冠馬に輝いた馬は全部で12頭。牡馬ではセントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルの7頭。牝馬ではメジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイの5頭。競馬を知らない人でも名前ぐらいは聞いたことがあるのではないだろうか。

今年はどんな馬が活躍するか!?

ここで気になるのは牝馬が皐月賞やダービーに出たらどうなるのか?牝馬限定の3冠が存在する以上、牝馬と牡馬では力の差があることは否めない。しかし過去には、皐月賞、ダービー、菊花賞に出走して勝った伝説の牝馬も存在する。

皐月賞を勝った牝馬はトキツカゼ、ヒデヒカリの2頭。日本ダービーを勝ったのはヒサトモ、クリフジ、ウオッカの3頭。菊花賞を勝ったのはクリフジ、ブラウニーの2頭。牝馬にとって皐月賞、ダービー、菊花賞に出走するということは、牝馬の三冠を捨てて出走するということになるので、勝ったこれらの牝馬はまさに「伝説の牝馬」という称号に相応しい馬といえるだろう。

来週から始まる今年のクラシック競走、4月7日には阪神競馬場で桜花賞(3歳牝馬限定)が行われ、翌週の4月14日は中山競馬場で皐月賞(3歳限定)が行われる。今年はどんな馬が活躍するのか、競馬ファンにとっては桜の開花と共に、気になる風物詩といえるだろう。

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