【コラム】ルメール騎手、ダービー騎乗できず!

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先週行われたG1競走、NHKマイルカップで1人気のグランアレグリアに騎乗したクリストフ・ルメール騎手。最後の直線で外側に斜行し、5着に入線したダノンチェイサーの進路が狭くなったことで審議となり、4着に入線したグランアレグリアは5着に降着となった。

馬券を買っているファン目線でレースを見れば、直線で外に持ち出してからもグランアレグリアは伸びており、もっと早く外に出していれば2着争いには加われたと思ってしまう。しかし、外に持ち出そうとした時に外にいたダノンチェイサーと接触、ダノンチェイサーに騎乗していた川田騎手が大勢を崩していることからも、少し強引な進路取りだったといえる。制裁が出る前、レース直後のルメール騎手は「スタートであまり出なかった。道中も行きたがっていたし、もう少しリラックスして走れていたら」とグランアレグリアの走りを振り返っていた。

日本のジョッキーとなって今年で5年目、既に通算1000勝を突破、今年も既に50勝をマークしリーディング2位。G1レースも20勝以上している名手でも、思ったような競馬が出来ていなかった事、単勝1.5倍という圧倒的な1人気、勝たなければいけないというプレッシャーが、少し強引な進路取りという形になってしまったのだろうか。

春のG1シリーズに、11日から26日まで16日間(開催6日間)の騎乗停止は重い処分に感じるが、クリストフ・ルメール騎手は、2019年3月2日(土)にも不注意騎乗による騎乗停止処分を受けたにもかかわらず、短期間に同様の不注意騎乗を繰り返し行ったことを考慮しての処分となった。

今回の騎乗停止で6月2日の安田記念に出走するアーモンドアイには騎乗できるが、ヴィクトリアマイルのノームコア、オークスのコントラチェック、そして日本ダービーのサートゥルナーリアへの騎乗が不可能になった。
特に皐月賞を制し2冠を目指すサートゥルナーリアには誰が騎乗するのか。また乗り替わりを含め、G1レースにどんな影響をもたらすのか、注意しながらみていく必要があるだろう。

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