【特集】夏競馬スタート!「福島競馬場」&「中京競馬場」を完全攻略!

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夏競馬!福島競馬場&中京競馬場を攻略

今週から夏競馬がスタート、既に始まっている北海道シリーズ(函館競馬)に続き、今週から関東は福島競馬場、関西は中京競馬場が舞台となる。競馬場というと右回り、左回りぐらいは分かるか、細かな特徴までは分からない。
夏競馬を制するには競走馬の前に、レースが行われるコースの特徴を把握することが大切。今週から始まる福島競馬場と中京競馬場の特徴をまとめてみたので、週末の馬券作戦に役立てて欲しい。

福島競馬場の芝コースは1週1600m、高低差が1.9mと微妙な起伏がある。コースは現在行われている函館競馬場とほぼ同じぐらいの大きさ、高低差がもっとも大きい中山競馬場が5.3m、函館競馬場や中京競馬場の3.5mにも及ばない。しかし、この微妙といえる高低差が、ゴール前の接戦を演出しており、福島競馬場の特徴ともいえる。
福島競馬場は勝負所となる3~4コーナーにスパイラルカーブを導入しているので、3~4コーナーでも馬のスピードが落ちにくい。直線は292mとローカル競馬場としては標準、直線は若干の上り坂にはなっているが、先行馬が止まってしまうほどの傾斜ではないので、後方一気の馬には厳しい競馬場といえる。
先行馬が止まらない直線の短いローカル競馬場では、ジョッキーは早めに仕掛け直線で先頭に並びかける。3~4コーナーにスパイラルカーブを導入している福島では、スピードが落ちないので、他の競馬よりも早仕掛けする馬が多く、3コーナーから一気にペースがアップする。逆に先行馬にとっては、このペースアップで脚を使わされ、直線でばててしまい追い込み馬が勝つ事もよくある。
一見コースだけをみると、先行優位の競馬場に見えるが、3コーナーからのペースアップを含め、出入りの激しいレースが多く、非常に展開に左右されやすい競馬場だといえるだろう。

中京競馬場はどんなコースだろうか?2010年~2012前に行われた全面改造工事で、それまでとは真逆のコースに一変した中京競馬場。それまでは前残りといえば中京競馬場というくらい先行馬が強い競馬場だったが、改装後は日本でも三本の指に入る非常にタフなコースに生まれ変わった。
中京競馬場の芝コースは1週1705.9mと福島競馬場よりも100mほど長い。高低差は3.4mと福島競馬場よりも、起伏にとんだコース形態をしている。従来の中京競馬場は、3~4コーナーが下り勾配、直線も短く、ほぼ平坦ということもあり、先行馬が圧倒的に強かった。しかし現在は、3~4コーナーが下り勾配はそのままだが、直線に2%の勾配を誇る急坂が新設された。坂を駆け上がったらゴールではなく、そこから200m先にゴールがある為、余力のない先行馬は皆、後方へ下がっていった。
従来はスタミナよりもスピード重視の馬が上位を独占してきた中京競馬場だが、現在はスタミナを含め、急激な上り下りに対応できるタフな馬が好走するので注意したい。

今週から始まる福島競馬場と中京競馬場の特徴を挙げてみた。上記の傾向を踏まえながら予想をすると、少しは勝率がアップするかもしれないので参考にして頂きたい。

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